超高齢化社会に伴って、アルツハイマーをはじめとした認知症に付随した様々な事象が、社会的な問題になってきています。
そこで大きな注目を集めているのが、日常的にアルツハイマーをはじめとして認知症が予防できるかどうかということで、現在多くの企業でこの研究に取り組んでいます。
近年はそのなかでもカマンベールチーズに認知症予防の効果が期待できるという研究結果が発表されており、注目を集めています。
そこで今回は、カマンベールチーズの効果と、認知症の予防について説明しますので、ぜひ興味を持っていただければ幸いです。
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認知症予防に効果あり?正体はカマンベールチーズ
アルツハイマーをはじめとする認知症は、認知機能の低下などをもたらします。高齢化社会に伴い認知症が増加傾向にあり、認知症は本人だけではなく周りにも大きな影響を与えるので、日常的に予防が出来ればそれに越したことはありません。
実は近年、小岩井乳業と東京大学大学院農学生命研究科の共同研究により、カマンベールチーズが認知症の予防に効果があると分かり、学会にて発表されました。
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カマンベールチーズの作用、効果について
それでは実際にカマンベールチーズのどのような作用により効果をもたらすのでしょうか。
研究では、認知機能低下の原因とされる老廃物「アミロイドベータ」、それを除去する働きのあるミクログリアという脳内免疫細胞に着目。普通なら加齢によってアミロイドベータはたまっていくものですが、それに対しミクログリアが働き除去していきます。その除去が追い付かなくなった時に認知症の進行が始まっていくのです。
昔から発酵乳製品を常食している人は老後の認知能力が高いと言われており、その効果に注目されていましたが、その効果への裏付けやメカニズムについてはっきりしたことは分かっていませんでした。
そこで、今回は実際に研究対象としてチーズを選定し、アミロイドベータの除去具合などを研究したところ、白カビで発酵させたカマンベールチーズや、青かび発酵させたブルーチーズなどでアミロイドベータ量の減少に効果が認められました。
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有効成分はオレイン酸アミド
発酵の工程で発生したアンモニアとオレイン酸がカマンベールチーズの白カビと反応し、生成されたのがオレイン酸アミドと呼ばれる成分です。
このオレイン酸アミドは市販のカマンベールにも含まれている成分で、認知症予防に効果をもたらすとされているため、日常生活で摂取することにより認知症にかかるリスクを軽減する期待が込められています。
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カマンベールは1日1切~2切れ常食すること。
それではカマンベールチーズは一日にどれだけ食べたら良いのでしょうか。
カマンベールチーズは1日に1切~2切程度食べれば効果があるとされており、これを毎日続けることによってアミロイドベータの除去に効果が期待できますので、認知症の予防に役立つとされています。
カマンベールチーズは近くのスーパーのみならず、コンビニでも簡単に買うことができ、また価格もそこまで高くないため日常的に摂取することが可能でしょう。
毎日カマンベールチーズを食べて、認知症の予防に努めていきたいですね。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
発酵乳製品の意外な効果を紹介しました。
実際にはまだまだ分かっていない効果も多くあるとされており、今回のカマンベールはその研究の一端にあったものでしょう。
カマンベールが認知症予防に役立つということは、今後超高齢化社会を経るなかでとても重要な役割を果たすものと考えられます。
普段の生活から私たちも意識的にカマンベールなど発酵食品を食べ、認知症予防に取り組んでいきたいものですね。
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