ダイエット最適!!肉の触感に近い”高きび”がオススメ!

健康

現代人の肉食が、地球温暖化を加速し深刻な水不足や食糧危機に引き起こしているといわれています。先進国では飽食といわれながらも、発展途上国では8億人が飢え20億人が栄養失調という事態になっているともいわれます。

その事態を解決するには、肉を食べるのではなく高きびを直接食べることが大切だといわれています。食糧危機を回避し地球環境を守るために、高きびを食べるようにしましょう。

 

ダイエット最適!!肉の触感に近い”高きび”がオススメ!

食糧危機が迫っているといわれている中で、世界の穀物生産量の8割が家畜のエサになっています。牛肉1キロを作るためにエサとなる穀物が10キロ以上必要だとされています。現在、世界の穀物総生産量は年間約20億トンで、世界人口一人当たり約300キロの穀物が生産されていることになります。通常一年間に必要な穀物は一人当たり約60キロです。ところが、総生産量の8割が家畜のエサに使用されているため、食糧危機に陥っているのです。

肉を食べるのではなく、直接穀物をたべるようにすれば80億人が食べていくことができるのです。高キビは主に牛のエサとして作られていますが、高キビの美味しさと栄養価を世界中の人が認識し、高キビ料理が普及すれば食糧問題は解決します。

穀物は本来人間の食べ物で、牛が食べるのは草です。この逆転した食習慣はなんとしても改めなくてはなりません。それが地球の未来につながるのです。

 

高キビとはどんな穀物か?

高キビは、日本ではモロコシとよばれており、英語名はソルガム(sorghum)、中国語では高梁(コウリャン)、韓国ではススと呼ばれています。原産地はアフリカですが、インドを経由して世界中で栽培されるようになりました。

成長すると2メートル余りになる背の高い植物で、実は赤茶色の米粒大の丸いモチ状の雑穀です。今では世界中で栽培されていますが、主に牛のエサ、飼料として使われています。

日本や韓国、中国などでは、高キビを粉にしてモチや団子にして昔から食べていました。

 

栄養価の高い高キビ!

高キビは畑のエッグといわれ、その栄養価には折り紙がついています。高キビには、食物繊維やマグネシウム、鉄分を多く含み、便秘や貧血を防いで、肌をきれいにする効果があります。食物繊維は白米の20倍、鉄分は白米の10倍含まれています。



必須アミノ酸がバランスよく含まれ、タンパク質の効果もあります。ビタミンやミネラルなどの微量栄養素の宝庫でもあります。とくに、糖や脂肪をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンB群を多く含み、肥満を防止します。

高キビを食べることは、健康的な体を作るうえで欠かせないのです。

 

高キビの料理のレシピ!

高キビの炊きあがりは、ふっくらとした赤茶色で、その歯ごたえと弾力がたまりません。お米に混ぜて雑穀ご飯とするのもいいでしょう。昔風にモチや団子にするのもオツな間食になります。

また、麹を加えて高キビで甘酒を作ると、砂糖もミルクもカカオ豆も必要のないチョコレート風味の飲み物になります。

なんといっても、極めつけは高キビのハンバーグです。形状がひき肉に似ているので、ハンバーグやミートボールなどのひき肉料理の代わりになります。」

世界中で8億人もの人が飢えている中で、先進国では肥満や成人病になる人がたくさんいます。日本では、成人に1300万人、男性2人に1人、女性は5人に1人がメタボリックシンドロームだといわれています。これは肉食に大きな原因があります。

肉に含まれている脂肪の多くは飽和脂肪酸で、溶ける温度が44度以上になります。人体の体温では、飽和脂肪酸は固体のままなかなか溶けないのです。さらに肉のタンパク質を消化するためには多量の炭水化物を摂取することになり、酸性を中和するために食物繊維が必要になるため、どうしてもカロリーオーバーの食事になってしまいます。

高キビハンバーグのカロリーは、牛肉ハンバーグの約5分の1で、炭水化物とタンパク質のバランスがよく、ビタミンやミネラルも豊富です。体の中から健康的になる料理なのです。

作り方は簡単、炊きあがった高キビに自然塩を加えて味をつけ、植物油を加えてこね、ハンバーグの形にして焼くだけです。ぜひ一度試してみてください。

 

まとめ

高キビは、栄養価からいっても味からいっても、牛のエサにしておくのはもったいない食材です。ましてそれを食べることが、地球環境の保護と食糧危機の解決につながるとなれば、積極的に食したいものです。

 

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