愛犬が風邪(かぜ)をひいたかも、その症状と原因とは?

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愛犬が風邪をひいたかも、その症状と原因とは?
飼い主にとって、愛犬は何よりも大事な存在です。
そんな愛犬が風邪をひいた時、あなたは気づいてあげることができますか?
犬は言葉がしゃべれないので、風邪をひいたり具合が悪くなっても伝えることが出来ませ
ん。
人間と同じように、風邪からもっと重い病気になることもあるので、風邪かなと思ったら
早めに対処をしてあげましょう。
飼い主として知っておかなければならない、犬が風邪をひいた時に見られる症状や、飼い
主が出来ることをまとめてみました。

風邪をひいたかも、愛犬が見せる症状とは?

犬と人間の風邪の症状は、非常に似ています。
愛犬が、もしかしたら風邪をひいているかもと感じたら、すでに風邪をひいている可能性
があります。
飼い主は早めに気が付いてあげることが大切なのです。
まず初めに、犬が見せる風邪をひいた時の症状をまとめてみました。
飼い主だったら、普段と違う様子を早めに感じとってあげましょう。

 

 

1 嘔吐する

風邪をひいた愛犬は、嘔吐を繰り返すことがあります。
これは、風邪の原因となるウィルスや細菌が胃に影響を与えることで引き起こされます。
犬が嘔吐する時は、突然ゲホッと吐きます。
人間のように「気持ちが悪いと」と訴えることもないので、飼い主は驚き慌てることでし
ょう。
このように嘔吐を繰り返す時には、ウィルスや細菌による胃炎を疑ってください。
この時に心配されるのは脱水症状なので、水分の補給には注意が必要です。

2 食欲が落ちている

元気だった愛犬の食欲が、急に落ちるのも風邪のサインの可能性があります。
人間同様、犬に感染する風邪のウィルスや細菌も、胃腸に影響を与えます。
そのため、食事だけでなくおやつも食べないような時は、風邪や身体が弱っていると考え
られます。
2日間近く食欲がないような時は、早めに動物病院の診察を受けることをすすめます。
油断できないのは、食欲不振が長引くと、脱水症状や身体全体を弱らせてしまうこともあ
るのです。

3 下痢が続く

ウィルスや細菌が犬の腸に入ると、その影響で下痢が引き起こされます。
愛犬がするうんちは普段から見慣れているはずですが、そのうんちが柔らかくなったり、
消化されていない食べ物が混ざったりしてきたら、ちょっと気をつけなければなりません

症状が悪化すると、だんだん水のような下痢になってきます。
下痢も脱水症状の心配があるので、老犬などは特に注意し、こまめに水分をあげるよう気
をつけてください。

4 咳・くしゃみ・鼻水が続く

犬も咳やくしゃみをします。
咳やくしゃみをするということは、体内の異物を外に出そうとする反応です。
炎症であったり、痰や鼻汁が詰まっていることが考えられます。
風邪をひいていることが考えられるので、そんな時は速やかに動物病院の受診が必要です

犬は咳やくしゃみをしていても元気な素振りを見せますが、なるべく休ませてあげること
も大切です。



5 鼻が乾いている時

一度はみなさんも聞いたことがあると思いますが、犬の鼻が濡れているのは元気な証拠と
言われます。
犬は普段から舌で舐めることで、鼻を湿らせているのです。
これは、犬が持つ能力でもある嗅覚を高めるために行うことであって、調子のいい証拠で
もあるのです。
このように、犬にとって鼻を舐める行動は当たり前の行動であるのですが、その鼻が乾く
ということは注意が必要です。
元気であるか?食欲があるか?よく観察をしてみてください。
鼻が乾いていることに加えて、どうも元気がないような素振りでしたら、獣医師に相談し
てみたほうがいいかもしれません。
犬が風邪をひいた、その原因とは?
犬の風邪で疑われるのは、「ケンネルコフ」という、ウィルスや細菌が原因による気管支
炎が疑われます。
パラインフルエンザウィルスや、犬アデノウィルス、気管支炎敗血症菌が、犬に感染する
ウィルスや細菌として知られています。
このケンネルコフは、老犬や子犬といった、免疫力が落ちたりもともと体力がない犬に、
かかりやすいとされています。
さらに恐ろしいのは、複数のウィルスや細菌が同時に感染することもあり、その場合は重
症化することもあります。
合併症や二次感染による重篤な症状となることもあるので、なるべく早めに対処をしてく
ださい。
風邪をひいた時の愛犬の食事は?
それでは、風邪をひいた時の愛犬の食事はどうしたらいいのでしょうか?
愛犬が食欲があれば、いつも通りのドックフードをあげても問題はありません。
ドックフード自体、犬にとって必要な栄養がしっかりと含まれているので安心です。
ただし、愛犬の具合が悪いような時は、消化する力も落ちるので犬の身体に負担のかから
ないような食べ物に変える必要があります。
具体的には、おかゆやスープといった柔らかいものがいいでしょう。
もちろん飼い主が作ってあげるのもいいですし、犬の病気用や老犬用のドッグフードもあ
りますので、愛犬が好きそうなものを選ぶのもいいでしょう。

 

犬は風邪をひいた時には、さまざまなサインを出しています。
それに気が付いてあげるのは、飼い主の責任です。
そのサインを見つけたら、早めに動物病院を受診して、悪化しないようにしてあげること
です。
いつまでも愛犬が元気でいられるよう、しっかりと見守ってあげてください。

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