2020年東京オリンピックの費用はこれだけかかる!

東京オリンピック

東京オリンピックの費用はどのくらいかかるのか?

オリンピックを運営するには真大なお金がかかる。
「平和の祭典」というからには、本来、オリンピックは世界中の国々が順番に持ち回るべきだろうが、発展途上国での開催は現実的には厳しく、近代オリンピックはほとんどすべて先進国で開催されてきた。
ちなみに2020年の東京大会にかかる経費は、約1兆3500億円(約122億米ドル)といわれている。


東京オリンピック

1兆円と聞くと驚く人も多いと思うが、私はとれをかなりスリムな連営予算だと考えている。
というのも、オリンピック開催経費はSDP比で1%以下が適当と言われているの
で、との約1兆3500億円という額を現在の日本の名目SDP(2017年は約545兆円)と単純に比較してみると、約0.2%止まりだ。ここで近年のいくつかのオリンピック開催経費を取り上げてみよう。
2012年のロンドン大会にかかった経費は142億米ドル。当時の英国のGDPと
と比較すると0・58%。20年の東京大会より総額もGDP比も高いが、とれでもかなりコンパクトに抑えた印象である。
08年の北京大会は403億米ドル。ロンドン大会と比べると3倍近い費用がかかっ
ているとはいえ、対SDPは0.89%。1%内に収まっている。



1964年の東京オリンピックとの費用を比較。

では、前回の東京大会はどうだったか。
1兆円オリンピック”とも言われた4年の東京大会は、開確経要は1兆900億円。
現在の物価に直せば、4兆から5円といった規模だろうか。GDP比は実に3.7%。まさに国を挙げての一大イベントだったととがわかる。
大会運営要や競技施設の建設、整備費だけでなく、東京のインフフ警備も行われた。
当時の東京は映画「ALWAYs三丁目のタ日’64」に描かれ通り、終戦からわずか20年足らず。舗装されていない道路も多く、町はまだ人情にあふれ、ビルや高速道路の建設ラッシュが続いていたのを思い出す。
毎目がめまくるしいスピードで変化していたように思う。
空港と都心の国立識技場や選手村をつなぐ、首都高を含めたいわゆる”オリンピック関連道路”が開通したのは10月1日。
東京オリンピックの開会式わずか9目前だった。くしくも東海道新幹線の開通と同日だったのを覚えている。

1964年東京

その2日後の10月3日に開館式を行なったのが、柔道競技会場として建設された日本武道館。メインアリーナとして建設された代々木競技場もぎりぎりの9月完成だった。


国立競技場、駒沢公園、早大、八王子市を中心に、神奈川(相模湖、江の島)、埼玉(戸田、所沢、朝霞)、長野(軽井沢)の各県所在の競技場で計20競技163種目が実施された。
いま改めて当時の「東京オリンピック地図」を眺めると、よくぞあの時代に大がかりなことを成し遂げたかと感嘆せざるを得ない。

しかし、1兆900億円、当時の⋯GDPの3.7%という膨大な経費をかけても日本経済は破綻せず、それどころか大会後も多少の停滞はあったにせよ、高度経済成長を続けた。
まさに東京オリンピックは”奇跡のオリンピック”だったのだ!

高度経済成長期の東京


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