日本そばと茶そば、日本そばはたまに食べるからなんとなくわかるけど、茶そばって本当に食べたいなと思うことが少ないような気がします。世間一般的に。
まあでも本当のそば好きの方は“毎日食べてるよ、失敬な”と思われるかもしれません。
そのあたりは勘弁していただきたいですが(笑)
でも実際問題その違いというものを詳しく知ってるよ、っていう人はあんまり聞いたことがありません。
そこで、毎日忙しいのに、いちいち調べるのもめんどくさいと思うので、代わりに私が日本そばと茶そばの違いを調べてあなたにシェアしていきたいと思います。
非常に簡単に書くので、明日から会社や合コン、友達との会話の中で“ねぇ今そば食べてるけど、日本そばと茶そばの違い知ってる?それはね…”って豆知識披露できますよ!
日本そばと茶そばのルーツは?
日本そばはさかのぼるとかなり昔、縄文時代からあるみたいです。でも昔は今のようにつるつるしこしこの麺じゃなく塊で食べていたらしいんです。まあそうですよね、作り方もうどんに比べかなり繊細で難しい。それが縄文時代から出来たらびっくり仰天です。
じゃあいつから麺になったかってところですが、それは未だに謎らしいですよ。私は歴史好きなのでこういった話は大好物です。ロマンがありますよね(笑)まあでも、そば屋を最初に出したのは江戸時代信州更科そば処というところで、そこから広がりそば文化が根付いていったところを考えれば、麺になったのもそのあたりからではないかと思います。
じゃあ茶そばは?ってなりますが、現在も3月にやっていますよね、雛祭り。そこで3色そば、5色そばとして食べられたのがはじまり。雛祭りといえば白、赤、緑、黒。その緑色を担っていたんですね、茶そばは。
今でこそ変わり種のそばは少なくなっていますが、エビや黒ゴマを混ぜたりと江戸中期では創作そばが多くみられたようです。その中に茶そばがあったと。現在は全国のお店で食べられますが、京都府のご当地グルメに落ち着いたようです。
日本そばと茶そばの決定的違い
日本そばは更科粉と小麦粉を合わせて作る、おなじみのノーマルな蕎麦。お店によって更科粉の分量を変え、10割、8割の蕎麦があります。種類も全国でいろいろあり、信州そば、出雲そば、岩手のわんこそば、大根そば、瓦蕎麦など、色々なネーミングで出されています。
茶そばは、更科粉と小麦粉に加え、そこに宇治抹茶を加えるのだそう。ノーマルな蕎麦はそばの香りを楽しみますが、茶そばは宇治抹茶のお茶の香りを楽しむようですね。ここまで読み進めていただくともうすでに解ると思いますが、決定的な違いは蕎麦粉にお茶の粉末をいれているかそうでないかということです。そもそも、ルーツに書きましたが、茶そばは普段食べるものではなく、雛祭りや大晦日といったお祝い事に食べられるものなんですね。
茶そばにダイエット効果はあるのか??
そばダイエットの良いところは満腹感や触感でもあり、カロリーも低いのでダイエット効果が出ている方は多いかと思います。そこで・・・このそばを茶そばに変更しても効果は変わらないのか?という疑問について。
そばと茶そばのカロリーや糖質の多少の違いがありますが、茶そばのカテキン効果をさらに加えてダイエット効果が得られ期待できます!
茶そば1玉あたりのカロリーは360kcal、糖質は67gです。
まとめ
いかがでしたか?合コンや友達とのコミュニケーションで使えそうですか?蕎麦の歴史は高知県から9000年前の蕎麦の花がみつかったことからとても古く、現在の蕎麦の形になるまでに何千年とかかっています。いや~ロマンですね。すごくないですか、蕎麦の実をみつけて粉にして、そばの原型をつくって、それが徐々に進化して江戸時代にそばになるこの過程。
そこにお茶を混ぜて茶そばをつくり、御馳走のひとつにする。この発想本当に素晴らしいですね。今でこそ当たり前に食べることが出来ますが、こういうルーツや物語を知って食べるのと知らないで食べるのでは味わい方も大きく違ってくると思います。是非京都や蕎麦屋さんでそばを食べられる際はこの話を思い出しながら食べていただけたら嬉しいですね。