小児の気管支炎!熱がないなら幼稚園、保育園行ってもいいのですか???

健康

朝晩だいぶ涼しくなってきました。

過ごしやすくなるのは嬉しいですが、病気が気になる季節になりますね。

朝晩の寒暖差ですでに体調を崩されている人もいるのではないでしょうか?

 

『気管支炎』という病名を耳にしたこともありますよね?

気管支炎には慢性のものと急性のものがあります。

・慢性気管支炎

基本的に大人の病気。咳や痰が2年以上連続毎年3カ月以上継続するもの。

・急性気管支炎

咳が主な症状で、3週間までの気管支炎症。ウイルス感染がほとんどの原因。

 

今回は、こどもがかかる可能性のある急性気管支炎についてまとめてみたいと思います。

 

 

急性気管支炎の症状

急性気管支炎の主な症状はせきとたんです。

発熱、全身倦怠感、食欲不振、前胸部不快感を伴うこともあります。

よくある風邪症状と似ていますよね。風邪とは何が違うのでしょうか?

大きく違うのは、炎症が起きている場所です。

気管支炎は気道の下部、風邪は気道の上部に炎症が起こります。

ただし、原因となるウイルスはほぼ同じなので、

風邪をひいたあとに2次感染と言う形で気管支炎を発症する可能性があります。

 

急性気管支炎の治療

病院で気管支炎と診断されると、どのような治療を行うのでしょうか?

ウイルスが原因となることが多い気管支炎です。

この場合、特別有効な治療薬はないので、対処療法がメインとなります。

安静にすることが大切ですが、次の様な対応をしてあげても良いでしょう。

・胸や背中を軽く叩いてあげる

せき込み始めた時に、たんが取れやすくなるようです。

・水分補給に気をつける

水分を取ることで、たんが出やすくなります。

一度に飲ませるとせき込んだ時に吐いてしまうかもしれません。

少量をこまめに与えるようにしてあげてください。

 

 

麦茶や経口補水液などがおススメです。



・部屋の温度、湿度に気をつける

部屋が暑すぎたり寒すぎたりしないように気をつけましょう。

体温があがると、気管支が浮腫し、空気の通り道がさらに狭くなることもあるようです。

加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干しするなどして

部屋が乾燥しないようにも気をつけましょう。

 

まれに、ウイルスが原因ではなく細菌が原因となり、

気管支炎を発症することもあります。

その場合は、病院から処方される薬を必ず飲みましょう。

気管支炎で・・・園や学校には行ってもよいの?

気管支炎と診断されたら安静にすることが大切です。

だからと言って、熱がないこどもを症状が完全に治まるまで

自宅療養させるとなると、親は大変ですよね。

気管支炎は、気管支が炎症を起こした状態です。

なので、炎症そのものが人から人へうつることはないのですが、

原因となるウイルスがうつれば、風邪や気管支炎を引き起こしてしまうかもしれません。

外出する場合は、必ずマスクを着用しましょう。

せきがひどい、体調がすぐれない場合は

無理して保育園や学校へ行かないようにしましょう。

悪化して肺炎にでもなると大変です。

熱がなく、体調も良くなってきたけれど、せきがまだ少し出る。

そんなときは保育園や学校へ行かせても良いでしょう。

病院を受診した際に、医師に聞いておくのも忘れないでくださいね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

せきが続くと本当につらいですよね。

気管支炎にならないように、手洗い、うがい、マスクの着用などで予防しましょう。

もしなってしまった場合は、絶対に無理はせずに安静にしてくださいね。

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